政治ブログ

　原発周辺の土地は、放射性物質被害・塩害・風評被害等で、今後当分農地としては使えないだろう。

　そこで、復興策として、国が土地を借り上げて、バイオ燃料プラントを作ってはどうだろうか。　最近見つかったオーランチオキトリウムという藻を使えば、ガソリン１リットル当たり５０円程度の高効率で油を生産できると言われている。　沖縄原産の藻なので高水温が必要かも知れないが、その場合、原発冷却後の温排水を使えばいい。　廃炉になっても当分は冷却し続けるだろうし。
　報道では実用化まで10年と言われていたが、「脱原発」・「福島復興」の象徴として、国策として大々的に進めれば、10年もかかるまい。　ファンド化して個人から資金を募ってもいい。　誰もが投資したいはずだ。

　今回の大震災では、地震・津波の被害だけでなく、原発事故のせいで、日本の技術・農作物・観光資源等に対する世界の評価も大きく損なわれた。　この国難を乗り切るには、「復興」ではなく「新興」、つまり新しい産業を生み出す位の大きな政策が必要だと思う。